「観音図」
価格¥120,000
サイズ82.0×32.0(161.5×46.6)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
大正14年作
作品番号A2-97-108
キーワード仏画
作品解説
鬼才・河鍋暁斎の娘である暁翠。狩野派の後継者であった父の技を受け継ぎ丁寧な墨書きがなされた本作ですが、程よく力の抜けた洒脱な線と紙面に溶けゆくかの如く淡くとも豊かな色彩は、お多福や七福神を能くした暁翠らしい柔らかな表現でしょう。観音像に相応しいたおやかな一枚です。
河鍋 暁翠(かわなべ きょうすい)
慶應3(1868)江戸~昭和10(1935)東京 日本画家。浮世絵師。名はとよ、初め暁辰と号す。浮世絵師で狩野派の絵師である河鍋暁斎の長女。5歳のころから父より日本画の手ほどきを受ける。父の画風を受け継ぎながら土佐派をはじめ諸派の達人たちに学び、彩色豊かな美人画や能画を能くした。明治35年には東京女子美術学校(現・女子美術大学)初の女性教授となる。日本美術協会会員。
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