「乳乕移児之図」
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サイズ136.7×50.1(212.0×65.0)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
共箱・二重箱
東京美術倶楽部鑑定書
作品番号A2-95-473
キーワード動物・鳥・魚
作品解説
大正元年に神戸に移り住んで以降の制作と考えられる本作。転居によって気力を充実させた翠石は研鑽に励み、主題となる動物だけでなく背景にも濃密な描き込みを施す独自の画風を完成させた。その成果を思わせる本作においてもまた、樹石に施された筆触によって山中の空気を描ききっている。同時に最も得意とした虎の描写は圧倒的であり、ひときわ印象的な眼光の描写は、迫りくる威容を感じさせる。堂々とした描きぶりに大橋翠石という画家の大成を感じとれる一作である
大橋 翠石(おおはし・すいせき)
慶応元(1865)岐阜~昭和20(1945)愛知 日本画家。本名卯三郎。戸田葆堂、天野方壺、渡辺小華らに師事。洋風を加味した写実的な作風を確立、虎などの動物画を能くした。パリ万国博覧会、米国セントルイス万国博覧会、日英博覧会金牌受賞。
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