「作品 ヌードD」
価格¥100,000
サイズ35.5×24.4(50.3×39.0)cm
素材紙にインク
備考額装
画中にサイン
「山口長男作品登録会」水彩・墨彩画登録カード
昭和47年作
作品番号A2-95-311-04
作品解説
「デッサンというものは、ただ描くだけでは足りないとして、たとえば、ポーズをとっているモデルを見ても、まず一番重要なのは姿勢だと思って、(…) そればっかりやってきたですね。」山口は自身の素描について、このように語った。見たものをそのまま写すのではなく、対象の実体・実感を掴む「骨格描写」を重んじていたことが窺える。デッサンを日課とした山口は、ものの本質を描き取る鍛錬を重ねることで、画家としての成長を追い求めたのである。
山口 長男(やまぐち たけお)
明治35(1902)京城~昭和58(1983)東京 洋画家。本郷洋画研究所、川端画学校へ通い東京美術学校(現:東京芸術大学)で和田英作に学ぶ。卒業後パリへ渡り、佐伯祐三に大きな刺激を受ける。非具象作品を二科会を中心に作品を発表し、戦後は日本の抽象芸術の第一人者として国際展でも活躍し、内外で高い評価を得た。事物の根源を捉える明快なフォルムと色面が特徴。武蔵野美術学校(現:武蔵野美術大学)教授を務める。
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