「幽微」
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サイズ30.0×21.5(52.3×40.8)cm
素材紙に彩色
備考額装

篠田桃紅鑑定委員会登録証書
昭和63年作
作品番号A2-95-081
作品解説
桃紅が生涯で墨とともに用いた色は非常に限られているが、なかでも朱は、桃紅にとって墨自身が己の寂しさに耐えなくて求めた一点の火の暖かさをあらわす色であり、目を閉じてまぶたの裏にみえる血の色でもある。本作は闇の中から幽微に出でる静けさに加え、朱の色によって桃紅の作品の中でも殊に激しく燃え脈動するような生けるものの鋭さが傑出した、稀有な作品となっている。
篠田 桃紅(しのだ とうこう)
大正2(1913)~ 書家、美術家。本名、満洲子。ほぼ独学で書を学び、伝統的な書道から戦後は前衛的な墨象に移行する。昭和30年代に欧米に滞在し、各地で個展を開催を重ねる。「墨象」と呼ばれる水墨の抽象画が高い評価を得る。代表作に東京芝増上寺の壁画など。文章も能くし、同55年『墨いろ』で日本エッセイスト・クラブ賞。著書に『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』など多数。
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