「白梅に尉鶲」
価格お問い合わせください
サイズ143.5×50.6(229.0×65.2)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
二重箱
『田中一村 新たなる全貌』(千葉市美術館・鹿児島市立美術館・田中一村記念館、平成22年)、『孤高・異端の日本画家 田中一村の世界』(NHK出版、平成7年)所収
「田中一村と刑部人―希望と苦悩のあいだ―」(とちぎ蔵の街美術館、平成31年)出品、同目録所収
昭和20年代作
少々シミ、ヤケ
作品番号A2-94-176
作品解説
昭和13年に千葉へ移住した一村は、それまで名声を得てきた南画から、写生に基づく花鳥画へと画業の中心を据えていく。《白梅と尉鶲》はそのさなか、昭和20年代に描かれた作品である。大画面の右下から左上へと伸びゆく白梅の條々は、南画で培われた筆勢と琳派に学んだたらしこみの技法に支えられて大胆な動勢を持つ。その頂点にとまる尉鶲と梅花は活写され、一村の愛情に満ちた眼差しを感じさせる。白梅に鳥という伝統的な画題であっても、いやであればこそ、先達の学習と数多の写生に立脚した一村の独自性が強く発露されている。
田中 一村(たなか いっそん  )
明治41(1908)栃木~昭和52(1977) 日本画家。10代ですでに趙之謙や呉昌碩風の南画を自在に描き、米邨の名で活躍した。東京美術学校(現:東京芸術大学)日本画科に入学するが2ヶ月で退学。第19回青龍社展に入選し、初めて一村と名乗る。西日本へのスケッチ旅行が転機となり、奄美へ移住。後は中央画壇に席を置かず、生涯に渡って南洋の動植物を独特の色彩で描き続ける。没後メディアの紹介により、一躍注目を浴びる。
最新カタログ
カタログ誌
秋華洞
Vol.61
2019「秋号」
美術館とは ひと味ちがう、自分だけの「お気に入り」を探してみてください。
最新カタログのご請求