「墨象」
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サイズ54.0×89.5cm
素材紙本墨書
備考扇面
落款・印
作品番号A2-93-614
作品解説
唐末五代の画家、荊浩による『筆法記』には、「墨を用いて一人玄門を得」とある。墨による黒は、真っ黒の一歩手前の色で、残りの一歩の中に天地自然や神、宇宙など、人間には計り知れない、あらゆるものを内包しているという。桃紅はその考えが好ましいと著述している。本作においても、簡潔な構成ながら、墨の潜在的な力によって、静かで豊かな桃紅独自の世界観が表れている。
篠田 桃紅(しのだ とうこう)
しのだ・とうこう 大正2(1913)~ 書家、美術家。本名、満洲子。ほぼ独学で書を学び、伝統的な書道から戦後は前衛的な墨象に移行する。昭和30年代に欧米に滞在し、各地で個展を開催を重ねる。「墨象」と呼ばれる水墨の抽象画が高い評価を得る。代表作に東京芝増上寺の壁画など。文章も能くし、同55年『墨いろ』で日本エッセイスト・クラブ賞。著書に『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』など多数。
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