「雪後」
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サイズ96.0×31.9(186.4×45.3)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
安田靫彦箱
東京美術倶楽部鑑定書
明治40~44年頃作
シミ
作品番号A2-93-254
キーワード風景
作品解説
牛に乗る牧童の姿は、和漢の画題で、「世の中が静かな姿」の象徴とされる。春草はこの画題を雪景色の中に採用している。静けさのなか、ゆったりと歩を進める牛の、雪を踏みしめる音だけがかすかに聞こえてくる情景は、牧童の象徴する太平の世の静けさと共鳴しているようである。晩年、春草は病の苦しみにさらされていたであろう。しかし本作品の上では静寂と平穏を生み出している。春草の堅牢かつ穏やかな精神性も感じられる作品だ。
菱田 春草(ひしだ しゅんそう)
明治7(1874)長野~明治44(1911)東京 日本画家。結城正明に日本画を学ぶ。東京美術学校を卒業し教員となるが、東京美術学校騒動で大観らと共に同校を辞職。日本美術院創立に参加した。没線描法を用いた朦朧体で描く。大観とインド・欧米に旅行し、帰国後「絵画に就いて」を発表。琳派の装飾性を研究し、《黒き猫》などを描く。大観とともに革新的な日本画を試みるが、志半ばにして早逝した。
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